03月19日

にじ組のみなさん、ご卒園おめでとうございます。
ひかり組のみなさん、ほし組のみなさん、修了おめでとうございます。

今日は広い空の下でこの式を迎えたかったのですが叶いませんでした。これも自然の営みです。ことに春の嵐は、新しい命を育む大切な存在です。私たちがいつも大房の森や海、畑の作物づくりで感じてきたように、自然は思い通りにならないこともあるけれど、そのすべてがつながっていて、私たちを包み込んでくれています。今日のこの雨は、みなさんの新しい旅立ちを見守る、自然からの贈り物なのかもしれません。

この一年、みんなはたくさんのことを経験しました。ロープのブランコに揺られ、夏の海で波と遊び、秋にはむかごを夢中になって集めました。モーリー池では、モリアオガエルを狙うヘビを、息を潜めて観察しました。畑では、イノシシにさつまいもを食べられてしまうこともありました。自然の中で味わう楽しさや、難しさ、そして恵みのありがたさを、たくさんの体験を通して学んできましたね。

保護者の皆さまには、これからも自然との関わりを大切にしながら、子どもたちの未来を温かく見守っていただければと思います。

卒園するみんなは、4月から新しい世界へと飛び出していきます。ワクワクすることもあれば、不安になることもあるかもしれません。そんなときは、仲間と一緒に大房の森で遊んだことを思い出してください。自然の中で遊んだ力は、きっとみんなを支えてくれるはずです。

新しいこども園へ行くおともだちも、はっぴーで進級するおともだちも、4月からの新しい冒険を思いきり楽しみましょうね。

保護者の皆さまには、「はっぴー」の教育方針にご理解をいただき、たくさんのご協力をいただきましたこと、心より御礼申し上げます。

また、子どもたちをいつも暖かい目で見守ってくださった大房岬自然公園や自然の家の職員の皆様にも深く感謝いたします。


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